【櫻華を美しく育てるコツ】その2 水づくり

一般的に水槽サイズが大きければ大きいほど水量が増え、それに比例して水質が安定します。したがってレッドビーシュリンプ等のデリケートなエビの飼育をする場合には少しでも大きくて水量のある水槽を使うのが定説となっています。

上記を前提に、ラムズホーン櫻華を美しく成長させるために「水槽サイズ」が重要であるかどうか、みなさんどう思いますか?

一般論としては、水槽サイズが大きければ大きいほど水質が急激に悪化することはないです。したがって水槽サイズが大きければ大きいほどラムズホーン櫻華が綺麗に育つはず、そう思った方は多いと思います。しかしこれは間違いではないでしょうけど正解でもないです。

正解は、「ラムズホーン櫻華を綺麗に成長させるために大きな水槽は必ずしも必要ではない。」理由を順次解説します。

水槽サイズより水づくりが重要

こちらにも書きましたが、ラムズホーンは水槽内の一次分解者で掃除役です。バクテリアの処理能力限度内であればラムズホーンが水槽内で糞をしたとしても水質が急激に悪化することはありません。つまり大きな水槽で外部ろ過等で澄んだ水づくりを頑張るよりは、多少水が濁っていたとしてもバクテリアがしっかりと定着した水づくりを重視するべきです。

櫻華は殻が透明であるため、水質が急変すると殻に筋が入ってしまいます。これは水質が急に良くなっても悪くなっても同じです。逆に言えば、30センチ水槽などの小さな水槽であっても水質が急激に悪化することがなければ殻に筋が入ることなく綺麗に育ちます。

バクテリアを多く定着させることが重要

水量に対してより多くのバクテリアを定着させるためにどうしたらよいのか、それは水槽サイズに対して規定のスポンジフィルターより大きなもの、高機能なものを使えばよいです。

当方の櫻華の飼育環境

おそらく本邦初公開だと思いますが、当方の櫻華の飼育環境は次のとおりです。

  1. 水槽:GEXマリーナスリムS(30センチ10リットル )
  2. フィルター:テトラ ツインビリー(45センチ水槽用)
  3. 底砂:観賞魚用底砂ブラックホール(やや大きめ角なし)

この飼育環境で下の櫻華が育っています。

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ブラックホール

底砂のブラックホールは通常の大磯より高いです。しかし大磯を使用するより格段に櫻華が綺麗に成長します。理由はよく分からなかったのですが最近ようやく理由がわかってきました。

ブラックホールはやや大きめで、角がありません。したがってラムズホーンが大量に糞をしますが砂利に角がないことで糞が隙間にうまく蓄積されていき、そこでバクテリアに分解されます。したがってプロホースで一切掃除を行っていませんでしたが水質が綺麗に保たれていました。むしろプロホースで底砂を掃除すると沈殿物が巻き上がるため掃除は行わないほうがよいです。

この飼育環境で極火エビが大量に繁殖していたことからアンモニアや硝酸塩等の汚染物質がほとんど検出されなかっただろうと思われます。

GEXマリーナスリム

この水槽は蓋で水槽を密閉する感じに近いです。したがって、水が蒸発したり飛び散って水が減ることがあまりありません。結果として足し水の回数を少なくすることができ、足し水により水質が急変するリスクが少ないです。ちなみに、GEXマリーナスリムは水槽単体ですが、金魚元気 水きれいセットS で使われている水槽と同じものです。こちらセットで購入したほうが投げ込みフィルターなどいろいろついてくる上、値段も数100円しか変わらないためこちらのセットで購入したほうが断然お得です。

なお、この水槽は10リットルと非常に小さいため水が満タンに入った状態でも軽いです。したがって楽に水槽をリセットすることができます。以外にこれが結構重要です。

テトラ ツインビリー

スポンジフィルターに関してはテトラは最強なのでとくに説明はいらないと思います。数100円ケチるより多少よい物を購入したほうが絶対良いです。